2014年の新春にお手伝いさせて頂いたのが、商店街活性化のための正月イベント「飲市遊座!ちゅうぎんピック2014 大新年会」。小倉の老舗商店街「ちゅうぎん通り」の60周年を記念した取組みでした。
かつて大勢の人で賑わったこの商店街も、街の高齢化と時代の変化で昔の面影を残すばかり・・・。そんな中、60周年の節目として、何か街のブランドアップに繋がるイベントをしたい!というのが街の皆さんのニーズ。
・かつては最も人が溢れたお正月に実施したい
・路上の新年会のような飲んで騒げるイベントがしたい
・でも子どもからお年寄りまで楽しめるイベントにもしたい
というご希望でしたが、「ちゅうぎん通りのブランドアップ」に繋がるとなると、ただ<祭りの直会>のような路上の飲み会では企画が弱く、次のようなことが必要でした
・大勢の人で賑わうのはもちろん、新聞やテレビでニュースになること
・どこにも無いユニークな企画、印象的な絵になる光景
そこで企画したのが、 “ストリートで展開する、テレビの正月特番のような大新年会”です。
◎昔は正月の路上と言えば子供たちのあそびの競技場だった
◎コマ、羽子板、凧揚げ・・・真剣な子供たちと、“遊びの先輩”の大人たち
そんな正月の光景を、鮮やかな演出を凝らして商店街のストリートに展開しました
◎通行止めにした道の真ん中に40mの赤絨毯とぐるりと取り囲む1周100メートルの手書きの巨大すごろく・・・
◎すごろく部分は、 “トラック競技”の場となる「すごろくトラック」、赤絨毯部分は、コマ、羽子板、かるた”フィールド競技”を行う「レッドフィールド」と名付け、競技場の体をとります。
◎そして、アーケード2階には「実況席」。プロのアナウンサーと往年のガキ大将の解説者。
これでいつもの道は「正月あそびの陸上競技場」に変身しました。
◎周囲では見守りの大人たちが路上にコタツを出し、お茶やお酒を飲みつつ笑顔で眺めている
タレントを呼んでのイベントではなく、まるでTVのお正月特番のスタジオに入り込んだような、デザインと演出を施して、参加した人が皆タレント気分になる1日を創出しました。