時代はどう変わろうとしているのか? メディアの主役交代が意味する時代変化の方向

なぜ「メディア化」が必要になったのか・・・その根本がわかれば、あなたのメディア化は本質的な対策として長くビジネスを支えることでしょう。この項目は、手っ取り早い「ノウハウ」ではありませんがお付合いください。

 

インターネットの普及の意味は、時代の変化

あなたがインターネットやマーケティングに詳しい人なら言うまでもないかもしれませんが、インターネットはテレビ・ラジオ・新聞・雑誌に加わった5番目のメディアではなく、まったく違う発想の「新たなメディア」です。

例えば、群雄割拠の戦国時代にまた新たな武将が出てきたということではなくて、後で考えればあれで時代が変わったんだなと誰もが思う徳川家康のようなもの・・・いや、サムライ時代を終えた明治維新のようなものでしょうか。

さぁ、何がまったく違うのでしょうか?他の例を見ながら考えてみましょう。

 

メディア以外の重要要素の変化を考えてみましょう。例えば自動車です。

ガソリン自動車 → 電気自動車

少数メーカー → 異分野メーカーがパーツレベルで参入の可能性

 

当然、クルマが変わればエネルギー補給のスタンドや休憩場所も変わります

ガソリンスタンド → 駐車場、お店、様々な充電ポイント

 

GSに比べて充電ポイントはどんどん細かく増えていくでしょう。

また、クルマの情報機器化が進みナビとオート運転の精度が上がれば街の形が変わります。店の立地を考えるのに・・・

幹線道路沿いの一等地 → 店のイメージに合う少し外れた場所

 

カーナビとネットが連動し、昔ならまず行かないような淋しいところにある「お店」に人々を連れて行く新たな時代には、地の利以上に、自分の店の特徴を求めてくれるお客さんに適切に情報を発信できるかがポイントになるのです。

ちなみにこれは徒歩でも同じです。スマホで検索して地図アプリでナビして歩くまち歩きは常識です。

そして、電気自動車の普及はエネルギーの主役交代も加速します。

化石燃料(石炭・石油)の時代 → 自然エネルギーの時代

 

移動手段やエネルギーの変化以外にも、大きな「時代の潮目」を感じる変化はいろいろあります。そしてこうした変化の流れは「集中型」から「分散型」へというひとつの特徴を共有しています。

 

時代は「集中型」から「分散型」へ

「集中」により「効率化」を高めることで「消費」を加速させ「経済」を膨らますのが「発展」だと考えてきた価値観が、「分散」「個性」「本質的な幸福」を求める価値観へと変化していく・・・この変化は、数十年後にきっと歴史の教科書に何かの時代の名前をつけて書かれるような大きな変化です。

 

インターネットは、情報は中央からという流れをひっくり返します。一部マスメディアが寡占していた「メディア」の位置を、あらゆる企業やまちなどが分散して受け持ち、「メディア化」していくからです。

情報発信の中心地が分散すれば、中央信仰もどんどん薄まって行きます。

そしてメディアの変化がまた時代の変化を加速します。集中型から分散型へ。

あなたもその役割を担っているのです

 

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