「メディア」は、うさん臭い?

「メディア」と聴くだけで、何かうさん臭さや嫌悪感みたいなものを持つ人もいますが、そういう人には「メディア化を支援するコンサルタント」なんて言うと、怪しい人間の極致でしょう。いえいえ、わたしは決して怪しいものじゃありません...というと、ますます怪しい(苦笑)。

しかし、メディアは誰にとっても必要なものですし、悪い面もありますがいい面もたくさんあります。
そして好む好まないに関わらず、メディアの本質を知っておくことは、あなたの仕事にも普段の生活にも役に立つはずです。ここではそんなお話しを。

 

アメリカ大統領があの人だって、どうして思うのですか?

考えてみてください。私たちが「知っている」と思っていることは、ほとんどがメディアを通じて知ったことです。

アメリカの大統領が誰かと問えば「あの人でしょ!」と当然のように答えが返ってきますが、実際に自分で確認した人はほとんどいないでしょう。何かの目的であなたを巧妙にだますためにみんなが芝居したウソかもしれないのです(「トゥルーマンショー」なんて映画がありましたね)。

それは極端な話ですが、「今、おしゃれに敏感な人には_____が大注目!」とか「____の店に行列が絶えない」なんて話はだいぶ気をつけて聴いた方がいい話でしょう。その情報発信元が誰なのかよく考えないといけません。

 

情報通は信用ならない?

太古の昔を想ってみましょう。人が知っていることは自分が直接体験したことがほとんどです。

その時代に「メディア」と言えば、人です。
みんな誰かから聴いた話しを「そんなこともあるのか」「あいつそんなことしたのか」と確かめもしないで<知ってること>と思っていきます。その時代は、話のうまい人、いろんな所に顔出して情報通な人がどんどん「メディア性」を高めていったことでしょう

太古の情報通のことを想えば、情報がどう伝わるかはその人の意思次第だということがよく分かります。できれば情報を伝えてくれる人には、正直ものでいい人であって欲しいと想いますよね。しかし実際はそうでも無い人も多い。

これが「うさん臭さ」の大元でしょう。
「旦那、いい情報ありますぜ、へへ…」
情報をたくさん持ってるヤツほどどうも信用ならない…と。

 

あなたも誰かのメディアです

メディアが極端に増えたのが現代社会です。メディア無しに生きることは現代人には到底不可能です。

テレビや新聞が伝える情報、友達がソーシャルメディアに書いたこと、そして自分が知りたいと想った時に「検索」して提供される膨大な情報・・・。それらのすべてが「メディアを通じて得た知識」です。

 

でも考えてみれば、あなた自身だって必ず誰かのメディアになっているはずです。その最たるものはあなたのお客様。お客様にとってあなたは、あなたの専門分野の情報を伝えてくれるメディアそのものです。

もちろんあなたは、お客様にとって有益な情報、本当の情報を一生懸命伝える「いいメディア」です。しかし同じ分野の情報を伝えるBさんがいて、この人はちょっと悪い人で、だいたい自分の都合のいいように情報を歪めて伝えます。こちらは「悪いメディア」です。

お客さんはどちらが言っていることが本当なのか分かりません。結局影響力の強い方の言うことが広がっていきます。本当のことを誠実に伝えようとしていたあなたは、悔しい想いをすることになるかもしれません。

そうならないためにどうしたらいいのか?

相手の「悪いメディア」を批判しても、お客さんがもっとレベルアップすれば分かるのに!とお客のせいにしても、どうにもなりません。

そうです。答えは、「いいメディア」であるあなた自身が、お客さんを強く惹き付ける強いメディアになるしかないのです。

 

「メディア」がうさん臭いのではありません。
「うさん臭いメディア」と「うさん臭くないメディア」があるのです。

わたしは、大好きな人たちが騙されないように、「うさん臭くないメディア」を増やし、強化していきたいと思っています。・・・ってその感じがもう“うさん臭い”と言われるとどうしようもないんですが。
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