ずいぶん久しぶりのブログ更新。すんません。

この春は、実にいろいろと「節目」に当たっており、すっきりクッキリ発表できないことが多かったのです。

ようやくここに来て、はっきり今年度はこれしますと言えるプロジェクトがちらほら。

そのひとつが「アサクサ・コレクション」略して【アサコレ】。

昨年9月、浅草の飲み仲間が様々な個性と才能を集めて初開催した、ファッションとアートの複合イベントです。

今年度は紆余曲折の末に、このチームのプロデュース係として参加することになりました。

本番は来年3月に予定しています。まだどうなるか、まったく分かりません。おいおいお知らせしていきます。

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今日はそのアサコレの【プレ企画】のお話し。

今年度のアサコレはいきなり本番!じゃなくてそこに至るまでにいろんな企画を実施して、仲間を集めつつ、資金も集めようという作戦を立ててまして・・・

その第1弾がこれぞアサコレというようなバスツアーなのです。

題して、『本宮映画劇場(祝)創建100年ツアー』。濃いよ〜。

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本宮映画劇場ってのは、アサコレ2013にも昔の映画のポスターやパンフレットなど

貴重な資料を展示してくれた福島に現存する日本最古の映画館。

なんと、大正3年。今年で築100周年をめでたく迎える日本のニューシネマパラダイス!

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そもそも、ニューシネマパラダイスって映画をご存知でしょうか。

シチリア島にある古い映画館で映写技師を務めていた老人が亡くなり、

そのお葬式に、子どもの頃に彼を慕って映写技師見習いとなり、

その後映画監督として大成した主人公が訪ねてくるお話しです。

 

主人公には一本のフィルムが形見として残されていました。

それを映写機にかけると、それは古い映画のキスシーンばかりが繋がったダイジェスト。

教会が映画館を持っていた時代に牧師さんがカットしたキスシーンのフィルムを

子ども時代の主人公が欲しがったのをお預けにしたものを編集していてくれた・・・というラストシーン。(ネタバレごめん!)

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話変わって今度のアサコレ本宮劇場ツアーのために、

館主が秘蔵の古いフィルムから選りに選って編集したのが、

日本の古い成人映画の濡れ場シーンばかりを繋いだダイジェスト!

 

Hシーンとあなどることなかれ、昔の作品はすごいらしい。

何がすごいのかは見ないとね〜。

 

それを、この百年劇場で、さらに現役唯一の「アーク式映写機」で上映しようってんだから恐れ入ります。

まさにシネパラのアルフレードの魂が福島に舞い降りる一日なのであります。

 

このイベントの司会を買って出てくれたのは、写真家・エッセイスト・文化評論家・・・

妙に面白いものを発見する天才と、カルト的ファンを持つ都築響一さん。
あの天才写真家 梅佳代を見いだした人でもあります。

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さらに、この舞台にはいまをときめく若手女流浪曲師も立ちます。

あさくさ和装塾「That's 和ンターテインメント」の第一弾でもフィーチャーした玉川奈々福さん。

尊敬する浪曲師、彼女の大伯父がこの本宮映画劇場の舞台に立っていた事実を去年のアサコレの展示で知った奈々福さんは、なんとしてもこの舞台に立ちたいと、今回のツアーに参加表明!
三味線の名手沢村豊子師匠とともに一席聴かせてくれることになりました。
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後に伝説になるかもしれない時間、参加チャンスはあと数席。
お時間とお財布に余裕のあるかたは、これを逃したらモッタイナイ・・・
しかも宿泊は、これまた地元で名旅館と名高い温泉旅館。
大広間で繰り広げられる宴会には、都築さん、奈々福さん、豊子師匠も参加!
さぁ、いっしょに行きませんか?
詳しくは、こちらのアサコレFBページをチェックしてください!