ちょっとご縁があって、昨日、日本を代表するハーモニカメーカー トンボ楽器さんと打合せした。
埼玉の戸田にあるハーモニカ工場の食堂で打合せだったのだが、その間じゅうどこからともなくハーモニカの調整をする音が聴こえてくる。
ぷー、ぱー。ほわわわわー。
打合せの後に、せっかくだからとハーモニカ工場の見学をさせて頂いた。
それはもう、想像通りのハモニカ工場ですよ。
職人さん達が一人一人ブースを構え、一本一本丁寧にハモニカを生み出していた。
チャーリーとチョコレート工場。
象工場のハッピーエンド。
いやぁ、なんだか嬉しい気分になったよ。
「最後の調整は吹いてするしかないんですよ」と説明を受け、
音のする先を見れば、ベテランらしき職人がやってるやってる…
ぷー、ぱー。ほわわわわー。
これがね、ベルトコンベアでロボットがガチャンガチャンと作ってたらどうだろう?
きっと違う音なんだろうな。
でもトンボのハーモニカ工場には、
期待通りの人たちが、想像通りの実直さで働いていた。
「ハモニカ」と短めに発音したくなるあの楽器には、この人たちがここでいろんな大事なものを詰め込んでいるに違いない。
だってそうでなきゃ
あの音は出ないのだ。
ほわわわわー。