この夏、トミタプロデュースでは、声優・ナレーター・ラジオDJなどで活躍するプロの語り師『小河知夏-オガワチナツ-劇場』の小河知夏さんと一緒に、夏休みの特別講座を実施します。
考えたら、ドラえもんも、鬼太郎の目玉オヤジも、ルパン三世も、まる子も、み〜んな声優が創造したキャラなんだなぁ
「ぼく、ドラえもん〜」「オイ、キタロー!」「ルパ~ンさ〜んせ〜い」「まる子だよ」
どのキャラも今では誰もがあのしゃべり方が脳内にこだましていることでしょうが、アニメが始まる前に元々のマンガを読んでいた時はそんな声もキャラもなかったということ、想像してみてください。
そうです。漫画家はそんな風にしゃべるなんて当然描いてないわけで、アニメに成ったその時に、声優と演出家(監督)とで、もうちょっとクセのある感じで…おぉそれいいね!なんていいながらあの国民的キャラが誕生したに違いありません。そう考えると、実に面白いですよね。
夏目漱石の「猫」も、宮沢賢治の「ジョバンニとカンパネルラ」も、どんなキャラで語ってもいいはずなのだ
「吾輩は猫である」や「銀河鉄道の夜」・・・こういう名作は、朗読をYouTubeに上げている人もけっこういますし、最近はオーディオブックが流行ってますから、プロの朗読もいろいろあります。
でも、おおかたの人は「文学」や「文豪」、「名作」の先入観に囚われて、なんとなくそういう雰囲気で読むものなんですよね。そんな必要はないのに。
では、アニメのように自由にキャラを創造して読んでみたらどうなるのか?
例えば、こんな風になりました。
もちろん、100人100通りの「猫」や「ジョバンニ」がいて良いです。「アニメのキャラのように決まった声やしゃべり方があったら想像力の邪魔…」なんて考える人もいるかもしれませんが、別に他の人に押し付けたいのではありません。
逆に、小説を黙読している時のキャラ付けって非常に狭いゾーンに寄っていませんか?ということを思うわけです。せっかくの小説の世界をもっとイキイキと脳内蘇生させられたら、名作はもっとワクワクと迫ってくると思いませんか?
アタマが固くなった大人には難しくても子どもだったらできるのではないか・・・というわけで、こんな手間のかかる企画をやってみることにしました。良かったらいかがでしょう?
子どもたちに忘れられない夏をプレセントしますよ!
小河知夏
20年間、アテレコ、ナレーション、MC、ラジオのパーソナリティーと様々な声の仕事を経験。語り師、乳幼児教育の講師として、昔話から現代小説まで様々な作品を語っている。毎週火曜夜9時〜小河知夏劇場公式Facebookページで「語りLIVE」を実施中。https://www.ogawa-chinatsu.com/
▼詳細・お申込みは下記から▼
「銀河鉄道の夜/宮沢賢治」「吾輩は猫である/夏目漱石」を素材に、ラジオドラマのような作品を作るワンデー講座‼️ このセミナーがきっかけで将来ホントにアニメや映画の吹き替え声優や俳優にだってなれるかもしれません。
子どもたちに本気で「声優の役の作り方」を指南し、名作の一場面を使ってラジオドラマを作って、最終的には後日編集してYouTubeにUPします。もちろん、夏休みの自由課題にもなりますよ!
こんなワクワクした形で夏目漱石や宮沢賢治に出会った子どもは、物語が大好きな想像力溢れる子になること間違いなし。
【日時】
2019年7月23日(火)10:30〜15:30
※お弁当をご持参ください
※保護者様の見学可です(お預けでも構いません)
【講座内容】
◎声優ってどんなお仕事?
◎プロの声優の声の使い方を学ぼう
◎名作中の名作!今回の作品の紹介
◎登場人物気持ちを想像してみよう
◎主人公を自分の表現で演じてみよう
◎声優初挑戦!「作品」として録音してみよう
※成果物は後日最終編集してYouTubeで発表しますので、夏休みの自由研究としてもご活用ください
※声のみの公開で、お子さんの顔やお名前は出ません
【受講料】
10,800円(税込)
【対象】
日本語の読み書きができる小・中学生 15名様限定!
※定員になり次第募集終了
【場所】
話し方研究所セミナールーム
東京都中央区日本橋掘留町1-10-16 第8センタープラザ7階