昨日、1/25(土)僕の愛する広場「コクラ・ナチュガーデン」で、
「子どもたちの心の音 –宮城・岩手・福島より–」という書道展が始まった。
震災被災地の子どもたちが筆を取り彼らの想いのままに書いた「書」の作品と、
その子どもたちの写真とをナチュガーデンの空間を活かしながら立体的に展示したもの。
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これは、名古屋を中心に活動するタレントで
書家でもある矢野きよ実さんが率いる
「無敵プロジェクト」が推進するプロジェクト。
僕は今回、この会場レイアウトと、初日のトークショーの演出をお手伝いさせて頂いた。
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会期は、29日水曜まで。
開催時間は、デパートのレストランフロアのある広場ということで朝10時から夜11時までと長いので、お仕事帰りでも立ち寄れます。ただし最終日の29(水)は夜8時までです。
ぜひご覧になってみてください!
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とにかく僕が伝えたいと思ったのは、その「作品」としての圧倒的なパワーだ。
書や絵が好きな人にはぜひとも観てほしい。
(そうじゃない人にも、もちろん観てほしいけど)
震災の被害にあった子の作品だからじゃなくて、
作品として優れているから観てほしいのだ。
専門家の方、ぜひ感想を教えてくれると嬉しいけど…
僕は新潟で会津八一の書を見たとき以上に衝撃だった。
心にあるものが「作品」として表現されるまでに
これほど淀みないなんて!
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人間はつらいときに、心にあるものを「作品」にすることでそのつらさを乗り越えるという素晴らしい特性がある。
絵も、音楽も、詩も、小説も・・・どこかのエライ先生が作って、権威的な流通が高い値段でやり取りするような「作品」じゃなくて、名も知れぬ誰かが思わず生み出した素晴らしい作品には、それはそれは計り知れないパワーが溢れている。
あまりまとまって目にする機会がないだけで、本当に優れた作品はそこら中にあるんだろうなぁ。
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今回、この震災被災地の子どもたちの書を見て普通は彼らの境遇を思うのでしょうが
(もちろん少なからず考えましたけどね・・・)
正直言ってそれよりも僕の頭を離れなかったのは、その作品としてのパワーであり、
芸術って人が生きるのにやっぱりとても必要なんだなぁということ。
この前の「メディア化アカデミー」で、
参加してくれた高校の先生から
「今、学校では芸術の時間はどんどん減ってます。
役に立たないから」
というような話題が出た。残念ですよね・・・と。
しかし、それは明らかに間違ってますよね〜。
「人は芸術なしでは生きられないサルである」
これがヒトの本質なのだ。
音楽も、絵も、書も、詩も、役に立たないから必要最小限・・・なんて教育は、
人間を人間じゃないものにするためのヤバイ洗脳みたいなものに違いない!
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話は変な方向に行ったけど、とにかくいい「作品」が揃っていますので、
皆さんお時間を作ってぜひご覧ください。
「子どもたちの心の音 –宮城・岩手・福島より–」
今度の水曜の夜8時までですよ!
小倉駅前COLET/I'm 10F KOKURA natu-garden
入場無料。募金歓迎!