昨夜、3.24のイベント「紫川語り部屋形舟プレトーク@水環境館」に来ていただいた皆さん、ありがとうございました!
新井さん、市原さん、語り部の皆さんのおかげで、なかなか面白いイベントになったと思います。

そしてなんと言ってもあのサプライズが最高でした。
そうです。イベント途中であの橋奉行、末吉興一元北九州市長がいらっしゃったんです!

たしかに先日のインタビュー時にお時間あればぜひお見えください・・・とは伝えましたよ。でもホントに来られるとは誰も思っていなかったのです。しかもノーアナウンス。来ない前提で先日のインタビューの映像をオモシロおかしくテロップ入れて編集していたので、ご本人登場にはちょっと焦りましたが・・・でも最高に盛上りました。

ご本人も楽しんで頂いたようで良かった。かなりスペシャルな時間になりました。
ありがとうございました!

来れなかった皆さん、残念でしたね〜。
でも本番は今週末ですので、ぜひ語り部屋形舟に乗りにきてください。

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末吉さんは、語り部へのメッセージとして「パリのエッフェル塔だって出来た時は不評サクサクだった。ある物を上手に継承していってもらいたいと思う」とおっしゃっていました。まさにその通り!と僕は思いました。

今でこそパリのシンボルですが、エッフェル塔が出来た当初、パリ市民はあんな物はパリに似合わないととても否定的だったそうです。そこで40年後に取り壊すということでエッフェル塔は建ったんだとか。しかし40年を経た時にそれを壊そうという人はいませんでした。エッフェル塔はパリの光景になったのです。

昨日のイベントでは、僕は「エッフェル塔に比べて紫川十橋がかわいそうなのは、みんなの関心が薄いこと」と言いました。

「愛の反意語は憎しみではない。それは、無関心だ」とはマザーテレサの名言ですが、あんなに不思議な橋がたくさんかかる「紫川十橋」なのに、本当に意外なくらい市民は無関心だなぁというのが、僕が小倉に来た時に思ったことでした。無関心なのがあの橋たちにとって一番かわいそうなことです。

橋をかけた張本人、末吉さんのお話しは、僕が思ったことをぴったりと一致していました。

利便性と安全性だけなら、必要の無い橋もあるかもしれないし、あのデザイン性は不要です。しかし、都市の景観としての橋、みんなの心のシンボル、そこに流れる時間がみんなの小倉の光景になるにはあれだけの個性を持たせる必要があった・・・。

それが良かったかどうか、その答えは後世になって歴史が出してくれる。そう橋奉行と呼ばれた方はおっしゃいました。

しかしそれには、みんなが関心を持ち、楽しみ、愛していくことが必要です。市民の想像力を助長し、その楽しみ方をリードし、愛されるように努力しつづけてこそ、長い年月を経て「紫川十橋」は本当に小倉の人の心の光景になるはずです。だからこそ、僕は紫川十橋の物語りを語る『語り部屋形舟』を作りたかったのです。

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イベント終演後には、語り部のみんなと一緒に火の橋に行きました。
1000円で5分点火できるという火を実際に見たかったので。

申込む先の駐車場で火の橋の火をつけたいと言うと、本当にめったに来ないのでしょう、ずいぶん驚いた様子で困っておられました・・・。

しかし我々の要望に何とか応えようと対処してくださり、ついにあの橋に火が灯りました。

5分で1000円燃やすなんて〜と言っていたみんなも、実際に火がつくと相当に気分がアップ!こりゃ価値ある1000円だ!と笑顔になります。
なんでも実際にやってみることが大事だというのがよく分かります。満足。

 

そしてその後、近所の焼き鳥屋で前祝いということでカンパイ!

打上げまで済ませたので、もう本番は成功するしかありません。

今度の土日、みなさん「紫川で、会いましょう!」